こんにちは。株式会社HOPE(ホープ)代表の長嶋です。
「ホーソンの時間実験」というものが、過去の経営で行われました。
https://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?id=36
この実験は、「生産性を向上させるための理論」を探すことを目的として実施されました。
人員を2つのグループに分け、それぞれにインセンティブ(照明や報酬、休憩時間など)を与え、生産性の変化を調べべるという形で行われました。
しかし、インセンティブを変えていくうちに、不思議なことが起こりました。
それは、どんなインセンティブに変えても(条件を良くしても悪くしても)、生産性が向上したということです。
その原因を調べて分かったことは、「監督者の態度」でした。
監督者が作業者に寄り添う態度を取ると、生産性が向上したのです。しかし、通常どおり「監視のみ」に従事した場合、生産性に変化は見られませんでした。
この実験では、当初は、
・どんな環境で
・どのくらいの時間働き
・どのくらいの時間休憩をとるのが
最も生産性が上がるのか、という法則を見つけることを目的にしていましたが、実際は、
・監督者と作業者との人間関係が成果に影響を与える
ということが実証されました。
曖昧な要素である「人間関係」というものが成果に影響を与える、というのは、とても興味深く、そして、大切なものは何かということを改めて考えさせられます。