こんにちは。株式会社HOPE(ホープ)代表の長嶋です。
日曜の夜に放送されている「笑点」という番組ですが、知っている人は多いのではないでしょうか。
笑点の中で、落語家の林家木久扇(旧名:初代林家木久蔵)さんが、ご自身で製造した商品「木久蔵ラーメン」が不味いというイジリを他の落語家の方からされることがよくあります。
一般的に、食品にとって不味いというイメージ定着は致命的になります。が、木久蔵ラーメンはお中元、お歳暮の時期に安定した売上を誇っています。
これは、「木久蔵ラーメンは不味い」という情報を定期的に発信することで、消費者に「一体どんな味がするのだろう」「本当に不味いのだろうか」といった興味を持たせることが効果を発揮していると考えられます。
なかなか高等なテクニックだとは思いますが、商品を買ってもらうにはまずは興味を持ってもらう必要があるというのは商売の基本なので、そういう意味では基本に忠実なマーケティングな気もします。