こんにちは。株式会社HOPE(ホープ)代表の長嶋です。
徒然草の中に、木登り名人の話というのがあります。
木の登り方を教えてもらうために木登り名人に会いに行くと、早速一緒に木登りをすることになります。空まで続いているかのような高い木です。
そして、登り始めたのですが、木登り名人は何もアドバイスをしてくれません。
そして気づいたら、木を登りきってしまいました。
きっと、降りるときにアドバイスをくれるのだろうと思い、次は登ってきた木を名人と一緒に降り始めました。
しかし、いつまでたっても木登り名人は何もアドバイスをくれません。そして、気づいたら地上まであと2メートルのところまで来てしまいました。
そこで木登り名人はようやく口を開きます。
「気をつけなさい」
無事、怪我もせず地上に降りることができたのでした。
こんな感じのお話なのですが、この話は現代でも学びのある話だと思っています。
油断大敵、ということもそうなのですが、
木登り名人はなぜ木登り名人と呼ばれ続けているのか、そこにビジネスの肝があるように感じています。