こんにちは。株式会社HOPE(ホープ)代表の長嶋です。
MLM(マルチレベルマーケティング)は、知り合いを紹介することで紹介者にも利益が還元されるというビジネスモデルの事業です。
紹介した側にもわかりやすいメリット(多くの場合は金銭)があるため、爆発的に紹介セールスが展開されることが一般的です。
この手法は非常に優れているといえます。しかしながら、弊害もいくつかあります。
私が考える一番の弊害は、「紹介者が騙す側にまわってしまう可能性」です。
例えば、
・本当はゴミみたいな商品なのに「良いモノ」として紹介し販売をするケース(化粧品、サプリなど)
が該当します。
紹介する側は最初は良いモノだと思って(良かれと思って)紹介したのに、あとになってゴミだとわかる場合、というのはMLMではよくあるそうです。
その場合、本来なら、紹介した友人にもその商品(化粧品、サプリ等)の購入、使用をやめさせるようにするのが普通です。しかし、実際はそのまま使用、購入を続けさせることが少なくありません。
なぜかというと、「紹介された側(友人)が払ったお金の一部が紹介した側にバックされるから」です。
「商品1個(3,000円)を購入するたびに紹介者に500円バックします」
みたいな契約になっていると、友人にはそのまま購入を継続してもらった方が金銭的にメリットとなります。これは、自分はゴミだと思っているものを売る行為の手伝いをしているという点で、「友人を騙す行為」であるといえます。
逆にいうと、MLM的に広まった商品というのはなかなか市場から淘汰されない、ともいえそうです。
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